GUI マニュアル · Chapter 6

Project メニュー

Project メニューは、現在開いているプロジェクトの共通リソースとグローバル設定を編集する入口です。定数・メッセージ・エラー・GUI テキストといったプロジェクト単位のデータ、IO・シリンダー・モーターのデバイス定義エディタ、そしてよく使うイベント・チェック関数のスケルトン挿入機能がまとめられています。

上部メニューバーの Project をクリックすると展開します。各エディタ項目は専用のエディタウィンドウを開き、デバイス定義はビルド時にランタイムコードへ反映されます。

情報・リソース項目

以下の項目はプロジェクトのメタ情報と共通リソースを扱うエディタです。各エディタは専用ウィンドウで開き、保存時にプロジェクトファイルへ書き込まれます。

項目ショートカット説明
Version Informationプロジェクトのバージョン・ビルド情報を編集
Global Constant Editorグローバル定数の定義・管理
Message Editor運用中に表示するメッセージ文字列を管理
Error Editorエラーコード・エラーメッセージを定義
GUI Text Editor画面に表示される UI テキスト(多言語)を管理

各エディタの詳細な使い方はそれぞれの章で扱います。ここではメニューの入口のみを示します。

デバイスエディタ項目

装置の入出力と駆動軸を定義するエディタです。ショートカットからも直接開けるため、デバイス定義を頻繁に修正する際に便利です。

項目ショートカット説明
IO EditorCtrl + Shift + 1デジタル IO ポイントを定義
Cylinder EditorCtrl + Shift + 2シリンダー(空圧アクチュエータ)を定義
Motor EditorCtrl + Shift + 3モーター(サーボ/ステッピング)軸を定義

ここで定義した IO・シリンダー・モーターは、スクリプトやテストモジュールから名前で参照されます。定義を変更すると参照するスクリプトにも影響するため、ビルドで検証するのが安全です。

Add Sample Check Function

Add Sample Check Function は、選択したモジュールスクリプトに標準的なチェック・イベント関数のスケルトンコードを自動で挿入する機能です。よく使うデバイス検査パターンを一から手書きせず、骨格を受け取って中身だけを埋められます。

サブ項目は以下のとおりです。各項目を選択すると、その用途の関数テンプレートが現在編集中のスクリプトに追加されます。

サブ項目挿入される関数の用途
IO Sample Check FunctionIO 状態を点検するチェック関数
IO Sample Event FunctionIO 変化に反応するイベント関数
Motor Sample Check Functionモーター状態を点検するチェック関数
Motor Sample PreHome Function原点復帰の直前に実行される関数
Motor Sample AfterHome Function原点復帰の完了後に実行される関数

挿入された関数は骨格にすぎないため、実際のデバイス名と条件を埋めて完成させる必要があります。同じ項目を複数回選択すると関数が重複して生成される場合があるので注意してください。

Add Common Event Function

Add Common Event Function は、システム・プロジェクト・ジョブファイルのライフサイクルイベントに対応する共通イベント関数のスケルトンを挿入します。システム開始/停止、プロジェクトのオープン/クローズ、ジョブファイルのロード/セーブなど、決まったタイミングで自動呼び出しされる関数の雛形を提供します。

サブ項目と呼び出しタイミングは以下のとおりです。

サブ項目呼び出しタイミング
Add OnSystemStart Functionシステム開始が始まるとき
Add OnSystemStarted Functionシステム開始が完了した後
Add OnSystemStop Functionシステムが停止するとき
Add OnSystemReset Functionシステムがリセットされるとき
Add OnSystemError Functionシステムエラーが発生したとき
Add OnProjectOpened Functionプロジェクトが開かれたとき
Add OnProjectClosed Functionプロジェクトが閉じられたとき
Add OnJobFileChanged Functionジョブファイルが変更されたとき
Add OnJobFileLoaded Functionジョブファイルがロードされたとき
Add OnJobFileSaved Functionジョブファイルが保存されたとき
Add OnPostBuild Functionビルド直後
Add OnPreInit Function初期化の直前

必要なイベントだけを選んで挿入すれば十分です。使わないイベント関数まですべて追加する必要はなく、挿入後の中身はご自身で実装します。

Project Option

Project Option はプロジェクトのグローバル設定を一か所で管理する項目です。ビルド・ランタイムの動作に影響するオプションを扱うため、設定を変更した後はビルドで結果を確認するのが望ましいです。

詳細な設定項目は別の章で扱います。

関連項目